中之島(新潟県)(読み)なかのしま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「中之島(新潟県)」の意味・わかりやすい解説

中之島(新潟県)
なかのしま

新潟県中央部、南蒲原郡(みなみかんばらぐん)にあった旧町名(中之島町(まち))。現在は長岡(ながおか)市の北部を占める一区域。旧中之島町は1986年(昭和61)町制施行。2005年(平成17)長岡市に編入。信濃川(しなのがわ)と支流刈谷田川(かりやたがわ)に挟まれた中州に位置する。大河津(おおこうづ)分水の完成で、かつての沼沢地も乾田に変わり、1町で年間約1万2300トンの米産額をあげた県下最大の水田単作農地である。沼沢地で栽培される蓮根(れんこん)が特産であり、刈谷田川堤防上で6月上旬に行われる見附(みつけ)市今町との大凧合戦(おおだこがっせん)が有名である。JR信越本線と、国道8号、403号が通じ、北陸自動車道中之島見附インターチェンジがある。

[山崎久雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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