中原政経(読み)なかはらのまさつね

朝日日本歴史人物事典 「中原政経」の解説

中原政経

生年生没年不詳
鎌倉初期の官人。後鳥羽天皇治世下で後院庁預を務め,建久9(1198)年,同天皇の譲位とともに院庁の年預主典代となる。官は左衛門少尉。一条能保に仕えていたといわれ,同じくその郎等であった後藤基清,小野義成と共に正治1(1199)年に乱を企てたとして捕らえられ,失脚した。

(本郷恵子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android