官人(読み)かんにん

  • ▽官人
  • かんじん
  • かんじん クヮン‥
  • かんじん〔クワン〕
  • かんにん クヮン‥
  • かんにん〔クワン〕
  • つかさびと

デジタル大辞泉の解説

官吏。役人。かんじん。
「ある国の祗承(しぞう)の―の妻(め)にて」〈伊勢・六〇〉
律令制で、太政官・各省・寮司などの、初位以上六位以下の役人
平安時代、位の低い役人。特に、近衛府の将監以下の称。
検非違使(けびいし)庁の役人。
官職にある人。官吏。役人。
「―より始めて、諸々の民に至るまで」〈東関紀行

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大辞林 第三版の解説

かんにん官人
官吏。役人。かんじん。
律令制で、諸司の主典さかん以上六位以下の役人の総称。
平安時代、六衛府など諸司の判官じよう以下の、比較的下級の官吏。特に、近衛府の将監以下の称。かんじん。
官職にある人。役人。官吏。かんにん。 -より初めてもろもろの民にいたるまで/東関紀行

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精選版 日本国語大辞典の解説

※閑耳目(1908)〈渋川玄耳〉均霑論と均損論「理に明るい許りで策に迂なるは官人(クヮンジン)の通弊」
〘名〙
① 官吏。役人。
※万葉(8C後)一六・三八三七・左注「于時府家備設酒食宴府官人等
※伊勢物語(10C前)六〇「ある国の祗承の官人の妻にてなむあるとききて」
② 諸司の主典(さかん)以上の役人。
※令義解(718)選叙「凡官人至任。若無印文者。不受代
③ 近衛将監以下および院司の庁官などの総称。
※宇津保(970‐999頃)吹上上「さ左の司のくん人。もののふしどもの中にも選びてなむ罷り下りて侍りし」
④ 検非違使庁の佐と尉の役人。
※政事要略(1002頃)六一「案。式已上二条。右衛門府准此者。弘衛式云。凡撿挍右京非違者。官人一人。府生一人」
〘名〙
① 官職にある人。朝廷につかえている役人。官吏。役人。つかさ。かんにん。
※延喜式(927)祝詞(九条家本訓)「主等・臣等・百(ももち)の官人(ツカサヒト)
② 宦官(かんがん)の異称。
※今昔(1120頃か)九「帝、亦、太子に枉誅(わうちうせら)れて、亦、閹の人、宗愛が為に被れぬ」
※観智院本名義抄(1241)「閹 ツカサ人 フクリトリヒク」

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旺文社日本史事典 三訂版の解説

令制下の官吏
位階によって五位以上の上級官人(殿上人 (てんじようびと) )と六位以下の下級官人に分けられた。上級官人はで貴族層を形成し,蔭位 (おんい) や経済的特権をうけ固定化していった。下級官人はおもに地方出身者が採用された。

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世界大百科事典内の官人の言及

【所司】より

…古代,中世の官司・官人の一つ。(1)奈良・平安時代に,ある事柄を担当する官司,あるいは官人の意味で用いられた言葉。…

※「官人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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