中国農工民主党(読み)ちゅうごくのうこうみんしゅとう(英語表記)Zhon-guo nong-gong min-zhu-dang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中国農工民主党」の意味・わかりやすい解説

中国農工民主党
ちゅうごくのうこうみんしゅとう
Zhon-guo nong-gong min-zhu-dang

中国民主諸党派の1つ。略称農工党前身は,1930年8月上海で成立した中国国民臨時行動委員会 (総幹事 鄧演達) 。 35年 11月中華民族開放行動委員会と改称,47年2月に現名称となる。 49年1月,章伯鈞が他の民主党派の指導者とともに「我々の時局に対する意見」を発表,49年9月の中国人民政治協商会議第1回全体会議に参加。文化大革命時期は活動停止に追込まれる。 79年 10月に第8回全国代表大会を開催して復活。その後,工作の重点を社会主義現代化建設への奉仕に移す。 91年 12月には 10期四中全会を開き,科学技術による農業振興と,2000年を目標に衛生保健の強化に努めることなどを決議。また,高等教育の問題についても提言を行なっている。党員はおもに医薬衛生関係と文教界の中高級知識分子で構成される。機関誌は『前進』。

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