中在寺村(読み)なかざいじむら

日本歴史地名大系 「中在寺村」の解説

中在寺村
なかざいじむら

[現在地名]日野町中在寺

北脇きたわき村の南にある。東側を北流した佐久良さくら川は北側で西に向きを変え、南から西にかけて流れる同川支流川が北西部で合流。地名は周囲を川が取囲む地形に由来するといい、小字三十六さんじゆうろくは古代条里の遺称とされる。地内の浄土宗広照こうしよう庵、津島つしま神社前にはそれぞれ正和元年(一三一二)、元応三年(一三二一)銘の石造宝篋印塔がある。寛永石高帳では高八〇七石余、幕府領。慶安二年書上によると田六〇八石余・畑屋敷八一石余、永荒川成一一八石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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