日本歴史地名大系 「蒲生郡」の解説
蒲生郡
がもうぐん
県の南東部に位置し、近江八幡市と八日市市によって南北に分断される。北側に安土町、南側に竜王・蒲生・日野の三町がある。南部は東西に細長く、南は甲賀郡生郡(平城宮跡出土木簡、天平宝字二年二月二四日「画工司移」正倉院文書ほか)を蒲の異体字とみれば、蒲生が唯一である。なお、近世までの郡域は北西部の一部を除く現近江八幡市の大半と八日市市の南半、永源寺町の西部、能登川町・五個荘町の南端部を含んでいた。以下、近世までの記述については、かつての郡域を対象として言及する。
〔原始〕
竜王町
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報