最新 地学事典 「中太古代」の解説
ちゅうたいこだい
中太古代
Mesoarchean(Era)
太古累代のうち32~28億年前の時代。地域的にプレートテクトニクスが稼働して,大陸や海洋性島弧の衝突が始まる。ピルバラクラトンは,この時代に東と西が衝突して小大陸をつくり,大陸内での横ずれ運動による堆積盆が発達する。カプバールクラトンも大陸上に堆積盆(ポンゴラ超層群)が形成。当時の海水温は,チャートの研究から55〜85℃と見積もられているが,風化率からは50℃以下という推定もある。火山岩中には黒色チャート脈が発達し,低温熱水活動が盛んであったと考えられる。
執筆者:清川 昌一
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

