日本歴史地名大系 「中川駅」の解説 中川駅なかつがわのえき 兵庫県:佐用郡三日月町東新宿村中川駅「延喜式」兵部省諸国駅伝馬条にみえる古代山陽道の播磨国九駅の一つ。駅馬五疋が置かれていた。草上(くさのかみ)駅(現姫路市)もしくは大市(おおいち)駅(現同上)から分岐して美作国に至る路に設けられた。「播磨国風土記」に記される讃容(さよ)郡中川里にあった。新宿(しんじゆく)集落西端の字前谷(まえたに)にある宝篋印塔(県指定文化財)に嘉慶二年(一三八八)八月一九日の紀年と「播磨国□中津河」の銘があり、現三日月町末広(すえひろ)字新宿一帯を中津河(なかつがわ)(中川)と称したことがわかった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by