中村泰祐(読み)ナカムラ タイユウ

20世紀日本人名事典 「中村泰祐」の解説

中村 泰祐
ナカムラ タイユウ

明治〜昭和期の僧侶 臨済宗建仁寺派管長。



生年
明治19(1886)年5月7日

没年
昭和29(1954)年1月3日

出生地
山梨県

別名
号=夾山,室号=樹下居

学歴〔年〕
臨済宗七派連合般若林〔明治38年〕卒

経歴
明治30年山梨県塩山向岳寺で得度。39〜大正4年鎌倉円覚寺僧堂で禅を修め、河野霧海の法をついだ。10年山口市洞春寺住職、13年臨済宗南禅寺派管長、昭和21年同宗建仁寺派管長、建仁寺住職。大正10年以来同宗建仁寺派宗会議員、宗務取締り。昭和2年山口育児院を設立社会福祉事業に尽くした。3年八王子市広園寺僧堂師家委嘱、18年山口県仏教会理事長。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村泰祐」の解説

中村泰祐 なかむら-たいゆう

1886-1954 明治-昭和時代の僧。
明治19年5月7日生まれ。臨済(りんざい)宗。明治30年得度(とくど)。のち京都南禅寺の河野霧海(こうの-むかい)の法をつぐ。大正10年山口市洞春寺の住職となり,13年南禅寺派管長。昭和2年山口育児院を設立,社会福祉事業にもつくす。21年建仁(けんにん)寺派管長。昭和29年1月3日死去。67歳。山梨県出身。臨済宗七派連合般若林(はんにゃりん)卒。法号は夾山。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android