中村王子跡(読み)なかむらおうじあと

日本歴史地名大系 「中村王子跡」の解説

中村王子跡
なかむらおうじあと

[現在地名]和歌山市楠本

熊野九十九王子の一。「後鳥羽院熊野御幸記」建仁元年(一二〇一)一〇月八日条に「次参山口王子、次参川辺かはのへ王子、次参中村王子、次入昼はんさき養仮屋」とある。跡地は不明であるが、「続風土記」は中世川辺かわなべの中村といった楠本くすもとの楠大明神社(楠本神社)を中村王子に比定する。延享三年(一七四六)の南紀神社録(和歌山県立図書館蔵)や「紀伊国名所図会」は、集落北西端にあった若宮八幡宮にあてる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む