中村道碩(読み)なかむら どうせき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村道碩」の解説

中村道碩 なかむら-どうせき

1582-1630 江戸時代前期の囲碁棋士。
天正(てんしょう)10年生まれ。本因坊算砂にまなぶ。囲碁家元の四家のひとつ,井上家の祖。元和(げんな)9年算砂の跡をつぎ名人碁所(ごどころ)となる。本因坊家の再興につくし算悦を後見して本因坊2世をつがせた。代々つづく名の因碩は世襲名。道碩は後世初代とされた。寛永7年8月14日死去。49歳。京都出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の中村道碩の言及

【本因坊】より

… 囲碁家元4家の,本因坊家以外の3家について概説する。井上家は本因坊算砂の弟子の中村道碩(1582‐1630)を祖とする。元来本因坊家の弟分にあたるが,4家の中では実力が最も近かったためか,囲碁史上しばしば宿敵どうしとして立ち現れる。…

※「中村道碩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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