中河保(読み)なかがわほ

日本歴史地名大系 「中河保」の解説

中河保
なかがわほ

建仁三年(一二〇三)一〇月五日の関東下知状(小代文書)によれば、小代行平に「越後国中河保地頭職」が与えられている。行平はこれより早く同年九月一六日に「越後国青木地頭職」も得ており(「関東下知状案」同文書)、この「青木」が現上越市青木あおきに比定されることとの関連、また頸城くびき郡内に保が多い状況からみて、中河保の位置は現新井市中川なかがわ付近と推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android