中河保(読み)なかがわほ

日本歴史地名大系 「中河保」の解説

中河保
なかがわほ

建仁三年(一二〇三)一〇月五日の関東下知状(小代文書)によれば、小代行平に「越後国中河保地頭職」が与えられている。行平はこれより早く同年九月一六日に「越後国青木地頭職」も得ており(「関東下知状案」同文書)、この「青木」が現上越市青木あおきに比定されることとの関連、また頸城くびき郡内に保が多い状況からみて、中河保の位置は現新井市中川なかがわ付近と推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android