丹後ちりめん

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

丹後ちりめん

京都府北部の丹後地方で生産される高級絹織物の総称江戸時代、京都・西陣大火事に見舞われた後、新興産地として発展した。日本海に面し湿気が多い気候が、糸をもつれにくくして表面の独特の縮れを生み出す。最近は着物需要の低迷や安い海外製品との競争に押され気味。2012年の白生地の生産高は、1973年のピークの20分の1、約45万反に減った。

(2013-06-11 朝日新聞 朝刊 2経済)

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事典 日本の地域ブランド・名産品の解説

丹後ちりめん[染織]
たんごちりめん

近畿地方、京都府の地域ブランド。
江戸時代中期の1720(享保5)年、絹屋佐平治らが京都西陣より持ち帰った技術をもとに創作したちりめんが、現在の丹後ちりめんの始まり。峰山藩の奨励もあって、丹後地方に産地が形成された。丹後ちりめんの特徴は、細かい凸凹状のシボ。シボは、経糸に撚りのない生糸、緯糸に強い撚りを用いて交互に織り込み、精練することで糸が収縮してできる。近年は、絹のもつ欠点を補う加工技術を積極的に導入し、付加価値が高められている。京都府伝統工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

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