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丹生 にう

大辞林 第三版の解説

にう【丹生】

を産する所の意。地名として各地に存在する。 「ま金ふく-のま朱そおの/万葉集 3560

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

丹生
にう

にゅう」とも。三重県多気(たき)郡多気町の一地区(旧勢和(せいわ)村の中心集落)。旧丹生(にゅう)村。飛鳥(あすか)時代から水銀の産地として知られ(『続日本紀(しょくにほんぎ)』)、江戸期まで続いた。仏像のめっき、建造物の朱塗りに使われ、1195年(建久6)の東大寺再建に丹生(にう)水銀2万両が献納されている(『東大寺造立供養記』)。江戸時代には伊勢白粉(いせおしろい)の原料として松坂商人を育てた。神宮寺に当時の採掘用具などが保存されている。[伊藤達雄]

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世界大百科事典内の丹生の言及

【水銀】より

…水銀はこの朱砂の鉱脈の表面から汗状に吹き出した自然水銀として得られるほか,朱砂を熱して水銀を気化させて得る方法がある。また奈良の大仏には金めっきするために大量の水銀アマルガムが消費されたが,〈真金吹く丹生のまそほの色に出て……〉という《万葉集》巻十四の東歌もこのめっき法をうたったものとされている。 水銀は適量を用いれば新陳代謝を促す作用をもつため,中国では丹砂から作った丹薬は不老長寿の薬として道士の秘術とされたが,一方で永遠の生命を得るべくこの延命の薬をのみすぎて死亡した皇帝や貴族も多かったらしい。…

※「丹生」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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