多気町(読み)たきちよう

日本歴史地名大系 「多気町」の解説

多気町
たきちよう

面積:四九・六二平方キロ

多気郡の中央にあり、北は櫛田くしだ川を境にして松阪市、東は度会わたらい玉城たまき町を経て伊勢市に至る。町の中央部を国道四二号が南北に走り、国鉄紀勢本線が多気駅で参宮線と交わり相可おうか駅・佐奈さな駅があり、参宮線には外城田ときだ駅がある。稲作果樹を中心とする農村であり、特産品として次郎柿蜜柑伊勢薯がある。


多気町
たきちよう

2006年1月1日:多気郡多気町・勢和村合併
【多気町】三重県:多気郡
【勢和村】三重県:多気郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「多気町」の意味・わかりやすい解説

多気〔町〕
たき

三重県中部,櫛田川中流域の町。 1955年相可町,佐奈村,津田村が合体し多気町が成立。 1959年西外城田村を編入。 2006年勢和村と合体。中心地区の相可熊野街道と参宮街道が交差し,宿場町や交易集落として栄えた。現在は JR紀勢本線と参宮線が北東部の多気駅で分岐する。町域の 60%が森林で覆われ,櫛田川沿いでは米作,丘陵地ではミカンなどの果樹栽培,乳牛・肉牛飼育,養豚が行なわれる。イセイモの原産地。また,国の重要文化財である十一面観音像を所蔵する近長谷寺をはじめ,普賢寺や長盛寺などの古刹がある。中部は香肌峡県立自然公園に属する。伊勢自動車道が通り,勢和多気インターチェンジがある。面積 103.06km2。人口 1万4021(2020)。

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