日本歴史地名大系 「丹羽郡」の解説
丹羽郡
にわぐん
県の北西部、尾張国の北部に位置し、北辺は木曾川に臨み、対岸は岐阜県である。当郡(旧郡域内の現犬山市・江南市・岩倉市を含む。以下同じ)の地形は、(一)木曾川の形成した扇状地、(二)その先に広がる自然堤防帯地域、(三)東部の南北に連なる
〔原始〕
大口町には縄文時代早期の
〔古代〕
尾張地方は初期大和政権の勢力範囲の東限に位置し、県の存在が知られるが、そのうち最も確実視されるのが邇波県で、丹羽郡東部の地がこれにあたる。承和八年(八四一)四月に県主前利連氏益が県連と改賜姓されている(続日本後紀)。丹羽郡
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報