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類聚符宣抄 ルイジュフセンショウ

デジタル大辞泉の解説

るいじゅふせんしょう〔ルイジユフセンセウ〕【類聚符宣抄】

平安時代の法令集。10巻。源経頼編という。天平9年(737)から寛治7年(1093)までの官符宣旨などを部類別に編集したもの。左丞抄。

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世界大百科事典 第2版の解説

るいじゅうふせんしょう【類聚符宣抄】

737年(天平9)より1093年(寛治7)の間の太政官符,宣旨などの公的な文書700通余りを類別し,編集した法令集。《左丞抄》とも称する。11世紀末ないし12世紀初頭の編纂と推定され,元来は10巻より成るが,今は巻二,巻五を欠く。本書の編者は必ずしも明らかではないが,弁官局上首である左大史の地位を代々占めた小槻氏(おづきうじ)の編纂とする説,日記《左経記》を記した左大弁源経頼の編とする説などがある。

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大辞林 第三版の解説

るいじゅふせんしょう【類聚符宣抄】

官符・宣旨を弁官の実務の参考にするために事項別に集成した私的法令集。一〇巻(現存は八巻)。737年から1093年までのものを収めるが平安中期のものが最も多い。最終的には左大史の小槻宿禰家の編纂へんさんと考えられている。左丞抄。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

類聚符宣抄
るいじゅうふせんしょう

平安時代後期に類別編纂(へんさん)された法令集。10巻。「左丞抄(さじょうしょう)」ともいう。平安初期より1093年(寛治7)までの太政官符(だいじょうかんぷ)、宣旨(せんじ)、官宣旨、解状(げじょう)など730通余を収載。737年(天平9)の官符、詔書各1通も含むが、全体の3分の2近くは宣旨で、『類聚三代格(さんだいきゃく)』未収文書や他書にみえない平安中期の文書を多数収めており、公家(くげ)制度研究の重要史料である。編者は左大弁(さだいべん)源経頼(つねより)とする説が有力であり、のち左大史(さだいし)を世襲した小槻(おつき)氏が太政官政務の参考書として転写したとみられ、1121~22年(保安2~3)の最古の写本が長く壬生官務家(みぶかんむけ)に秘蔵された(現、宮内庁書陵部蔵)。1691年(元禄4)ごろに壬生季連(すえつら)が書写してから数種の転写本が作成され、1820年(文政3)塙保己一(はなわほきいち)によって出版された。宮内省図書寮編本のほか、『新訂増補国史大系』に所収。[弓野正武]
『清水潔著『類聚符宣抄の研究』(1982・図書刊行会)』

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