久井名館村(読み)くいなだてむら

日本歴史地名大系 「久井名館村」の解説

久井名館村
くいなだてむら

[現在地名]常盤村久井名館

北を浪岡なみおか川、南を川が西流し、両川の乱合流によって形成された氾濫原上に細長く東西に延びる丘上にある。「常盤村誌」によれば、もと蘆范中あしやつなかといい、文禄二年(一五九三)水鶏くいな村と称し、貞享年中(一六八四―八八)より久井名館村と称したという。名久井京極の館があったための村名ともいい、南部家の将なので久井名と変えたともいう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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