久保田二郎(読み)クボタ ジロウ

20世紀日本人名事典 「久保田二郎」の解説

久保田 二郎
クボタ ジロウ

昭和期の作家,エッセイスト,ジャズ評論家



生年
大正15(1926)年

没年
平成7(1995)年4月

出生地
東京都渋谷区千駄ケ谷

出身地
香川県

学歴〔年〕
法政大学卒

経歴
幼少からアメリカ文化の影響を強く受け、特にジャズに関して早くから明るく、日本にモダン・ジャズを初めて紹介した一人。戦後ジャズ・ドラマーを経て、博学なジャズ評論家として活躍し、加えてキング・ジャズ・シリーズの監修者を担う。植草甚一にジャズの手ほどきをしたのもこの人。日本初のステレオLPレコードや、今のテレビ音楽番組のスタイルを確立するなど日本の音楽界に大きく貢献した。数年の沈黙後名エッセイストとして復活、博学を地で行くエッセイは好評で迎えられた。テレビドラマにも出演して多才ぶりを発揮。著書に「人生は楽しき集い」「手のうちはいつもフルハウス」「20世紀号ただいま出発」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む