久保田月鈴子(読み)クボタ ゲツレイシ

20世紀日本人名事典 「久保田月鈴子」の解説

久保田 月鈴子
クボタ ゲツレイシ

昭和期の俳人 現代俳句協会副会長;「富士ばら」主宰



生年
大正5(1916)年5月27日

没年
平成4(1992)年9月3日

出生地
東京

本名
久保田 正英(クボタ マサヒデ)

学歴〔年〕
東京帝大経済学部〔昭和16年〕卒

経歴
静岡高校時代より俳句をはじめ、東大に在学中「馬酔木」に投句加藤楸邨を知り、俳句に人間を生かすという楸邨の主張に共鳴、「寒雷創刊と同時に入会。また職場俳句に力を入れ、昭和25年「石油人俳句会」を起す。26年より「寒雷」同人。49年から小檜山繁子・石寒太と共に「寒雷」の編集を担当、編集長を務めた。現代俳句協会幹事長、「富士ばら」「現代俳句」主宰。句風は「寒雷」生え抜きの人間主義の上に、優しさをたたえる。句集に「月鈴児」「天井棧敷」「敗戦忌饒舌ならぬ若者ら」。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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