久土村(読み)くどむら

日本歴史地名大系 「久土村」の解説

久土村
くどむら

[現在地名]大分市久土

屋山ややま村の西、丹生にゆう川右岸に位置し、同川の支流久土川流域に開けた細長い村。南に向かって高くなり村境にひめ(三八二・六メートル)がある。久土川には野稲原のいねばるなど五ヵ所の堤があって肥沃水田をつくっている。慶長二年(一五九七)丹生庄検地帳写(渡辺家文書)によると、久土村の高四九八石余、うち田高三五五石余・畑高一四三石余、村位は上。江戸時代を通じて臼杵藩領で、同一一年の惣御高頭御帳では久所村組。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android