日本歴史地名大系 「久知野村」の解説 久知野村くちのむら 三重県:安芸郡河芸町久知野村[現在地名]河芸町久知野田中(たなか)川の北岸で、大別保(おおべつぽ)村西方丘陵の南裾に位置する。応安元年(一三六八)九月八日の伊勢国栗真庄熊野田裁許状写(米良文書)に「久知野郷」として現れる。江戸時代は和歌山藩白子領。「三国地志」に記載する社寺は、牛頭(ごず)天王祠・熊野祠と、福徳(ふくとく)寺・真福(しんぷく)寺・西念(さいねん)寺で、神社は明治四一年(一九〇八)上野(うえの)村の上野神社に合祀されたが、昭和三年(一九二八)分祀して服織(はとり)神社と称している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by