久米広縄(読み)くめの ひろなわ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「久米広縄」の解説

久米広縄 くめの-ひろなわ

?-? 奈良時代官吏
天平(てんぴょう)20年(748)から3年あまり越中掾(じょう)。越中守大伴家持(おおともの-やかもち)らと布勢水海(ふせのみずうみ)(富山県氷見(ひみ)市)をたずね,内蔵縄麻呂(くらの-なわまろ)宅の宴に参加するなどして歌をよむ。「万葉集」巻18・19に,長歌1首,短歌8首がある。名は「ひろただ」「ひろつな」ともよむ。
格言など】君が家に植ゑたる萩の初花を折りて挿頭(かざ)さな旅別るどち(「万葉集」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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