乗掛る(読み)ノリカカル

デジタル大辞泉 「乗掛る」の意味・読み・例文・類語

のり‐かか・る【乗(り)掛(か)る】

[動ラ五(四)]
上に乗って、からだを寄りかからせる。「―・って押さえつける」
乗り物に乗ろうとする。乗りかける。「タクシーに―・ったところをつかまえる」
物事をしはじめる。「―・った以上あとにひけない」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「乗掛る」の意味・読み・例文・類語

のり‐かか・る【乗掛】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 上に乗って、からだをよりかからせる。乗ってうちまたがる。のっかかる。
    1. [初出の実例]「水しとまば、さんづのうへにのりかかれ」(出典:平家物語(13C前)四)
  3. 乗物に乗ろうとする。乗ろうとしはじめる。のりかける。
  4. なし始める。着手する。
  5. 航行中の船が他船に衝突する。
    1. [初出の実例]「風下之船に乗懸りつき沈る時は」(出典:大坂廻船御法写(1826))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android