日本歴史地名大系 「九左衛門新田村」の解説 九左衛門新田村くざえもんしんでんむら 静岡県:榛原郡吉田町九左衛門新田村[現在地名]吉田町片岡(かたおか)上吉田村の南に位置し、湯日(ゆい)川流域に立地する。西は旧川除堤を境に下吉田村。宝永三年(一七〇六)江戸の町人上田九左衛門が金元となり、下吉田村の武田善兵衛が下吉田村の秣場の開墾に着手したが(武田家文書)、翌四年同村との間で争論となっている(「秣場出入村方騒動記」三輪家文書)。正徳三年(一七一三)一村として起立され、幕府領、高二二一石余、家数四六(武田家文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報