九間町浜
くけんちようはま
[現在地名]堺市九間町西二丁
九間町中浜より西、海岸に至るまでの町。南は神明町浜。元禄二年(一六八九)堺大絵図には「九間町浜」とあり、大浜筋を挟んで東頬八筆・西頬一一筆、さらに海側で二本の南北筋とそれぞれ一二筆の宅地割を二ブロック示しているが、このうち最も西寄りの一ブロックは波の図が描かれており、当時はまだ居住地には適さなかった。東頬に記す帯屋平右衛門は貞享二年(一六八五)再興後の糸割符商人(糸乱記)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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