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乳熱 にゅうねつmilk fever

翻訳|milk fever

世界大百科事典 第2版の解説

にゅうねつ【乳熱 milk fever】

乳牛の分娩(ぶんべん)の際におこる低カルシウム血症。ウシは分娩後,泌乳を開始するが,牛乳中には大量のカルシウムが放出される。このため出産後のウシは血液中のカルシウムを失って本症に陥ることがある。カルシウムは本来飼料や骨から補充されるはずであるが,体内での代謝が不十分だと産後起立が不能になり,循環障害,意識障害をきたす。この場合カルシウム剤(ボログルコン酸カルシウム液)を静脈内に注射すると効果がある。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の乳熱の言及

【産褥】より

… 乳汁分泌については,産褥第1日までは少量の初乳の分泌がみられるだけであり,規則正しい成乳の分泌は産褥第2~4日に至って初めて開始する。乳房は急速に腫張・増大して結節ないし索状の硬結を触知でき,しばしば圧痛を訴え,また腋窩(えきか)リンパ節の腫張疼痛を伴うことがあり,軽度の乳熱milk feverをきたすこともある。成乳の分泌は乳頭の吸引刺激により,ますます盛んになり,分娩後7~8ヵ月で最高に達する。…

【産褥】より

… 乳汁分泌については,産褥第1日までは少量の初乳の分泌がみられるだけであり,規則正しい成乳の分泌は産褥第2~4日に至って初めて開始する。乳房は急速に腫張・増大して結節ないし索状の硬結を触知でき,しばしば圧痛を訴え,また腋窩(えきか)リンパ節の腫張疼痛を伴うことがあり,軽度の乳熱milk feverをきたすこともある。成乳の分泌は乳頭の吸引刺激により,ますます盛んになり,分娩後7~8ヵ月で最高に達する。…

※「乳熱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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