乳繰り合う(読み)チチクリアウ

デジタル大辞泉 「乳繰り合う」の意味・読み・例文・類語

ちちくり‐あ・う〔‐あふ〕【乳繰り合う】

[動ワ五(ハ四)]《「乳」は当て字男女がひそかに会って情を通じ合う。「夜ごと―・う」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「乳繰り合う」の意味・読み・例文・類語

ちちくり‐あ・う‥あふ【乳繰合】

  1. 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙 男女がしのびあって情を交わし合う。ちぇちぇくりあう。
    1. [初出の実例]「親鳥やちちくりあふてすずめの子〈紫塵〉」(出典:俳諧・六百番誹諧発句合(1677)六三番)
    2. 「いつか二人は、しっぽり色事、乳繰(チチク)りあったこの両人」(出典:歌舞伎・貞操花鳥羽恋塚(1809)三立)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android