乳脹(読み)チブクラ

デジタル大辞泉 「乳脹」の意味・読み・例文・類語

ち‐ぶくら【乳×脹】

三味線しゃみせんさおの上端、糸倉いとぐらの下で、左右に丸くふくれた所。ちぶくろ。
鼓の両端の、ふくらんだ所。ちぶくろ。

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精選版 日本国語大辞典 「乳脹」の意味・読み・例文・類語

ち‐ぶくら【乳脹】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ちぶくろ(乳袋)
    1. [初出の実例]「ふんだみ、乳(チ)ぶくらの裏にみつかりがねの紋あり」(出典評判記色道大鏡(1678)七)
  3. ちぶくろ(乳袋)
    1. [初出の実例]「鼓の裏皮表皮、同じ育の乳(チ)ぶくらにかけ合されしは是兄弟」(出典:浄瑠璃・義経千本桜(1747)一)

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