予予・兼兼(読み)かねがね

精選版 日本国語大辞典 「予予・兼兼」の意味・読み・例文・類語

かね‐がね【予予・兼兼】

〘副〙 (動詞「かねる(兼)」の連用形が重なってできた語) 以前から。あらかじめ。かねて。
玉葉‐文治二年(1186)正月三日「今日可院拝礼之由、予々風聞」
歌舞伎幼稚子敵討(1753)口明「そちは兼々物覚えのよい者じゃ」
※二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉中「かねがね両親にいはれた言(こと)がある」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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