事前結合索引法(読み)じぜんけつごうさくいんほう(英語表記)pre-coordinate indexing

図書館情報学用語辞典 第5版 「事前結合索引法」の解説

事前結合索引法

索引法の一つで,事後結合索引法と対比される概念.個別の情報要求が発生する前,すなわち索引時に資料主題に含まれる概念の組み合わせ記号でつなげて保存する索引法.例えば,「日本の文学における庭園美学」という主題の場合,「日本―文学―庭園―美学」として索引語を構成するのが事前結合索引法であり,「日本」「文学」「庭園」「美学」と索引語を列挙するのが事後結合索引法である.PRECISや件名標目表は事前結合索引法を用いている例である.事前結合索引法では通常,ノイズは減る.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android