事新(読み)ことあたらしい

精選版 日本国語大辞典 「事新」の意味・読み・例文・類語

こと‐あたらし・い【事新】

〘形口〙 ことあたらし 〘形シク〙
① (多く発言を表わす語に伴って) わかりきっていることを初めてであるかのように行なうさま。ことさら。わざとらしい。
山家集(12C後)下「なぞもかくことあたらしく人の問ふ我(われ)物思ふふりにしものを」
曾我物語(南北朝頃)九「事あたらしき男のとひ様かな」
様子が改まっている。珍しい。
浮世草子好色一代男(1682)八「酒とってこいと又調に遣し、事新しくして焼塩にて飲出し」
ことあたらし‐げ
〘形動〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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