事比羅神社(読み)ことひらじんじや

日本歴史地名大系 「事比羅神社」の解説

事比羅神社
ことひらじんじや

[現在地名]瀬棚郡瀬棚町字三本杉

馬場ばば川河口南岸に鎮座する。主祭神は大物主神で、宇気持神を合祀する。旧郷社。創建年は不詳だが、一八三八年(天保九年)松前唐津内からつない町の平田左右衛門が再建したという。もとは現社地の西方、日本海寄りにあり、豊漁と海上安全のために祀られていたとみられる。明治七年(一八七四)郷社に列し、社殿が造営された。しかし社地が日本海沿いの道路に突き出し、人馬の通行を阻害していたため、同二〇年に現在地に移された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 建立

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android