通行(読み)ツウコウ

デジタル大辞泉 「通行」の意味・読み・例文・類語

つう‐こう〔‐カウ〕【通行】

[名](スル)
ある所を通って行くこと。また、ある方向へ向かって行くこと。「車が道の左側通行する」「通行止め」「通行人」
広く世間一般に行われること。「現代通行している暦」
[類語]運行交通通る運転走る走行往来往還行き来行き交い

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精選版 日本国語大辞典 「通行」の意味・読み・例文・類語

つう‐こう‥カウ【通行】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ある所を通って行くこと。通り過ぎること。往来すること。
    1. [初出の実例]「京極殿土御門面は不令通行」(出典:富家語(1151‐61))
    2. 「其辺をば毎日汽車が通行(ツウカウ)し」(出典:雨の日ぐらし(1891)〈山田美妙〉忘れぬ慈愛)
    3. [その他の文献]〔漢書‐高帝紀・上〕
  3. ある所へ向かって行くこと。
    1. [初出の実例]「ハハア夫じゃア何所へか御通行のお戻りだね」(出典:人情本・春色梅美婦禰(1841‐42頃)二)
  4. 広く一般に行なわれること。世間に通じ行なわれること。
    1. [初出の実例]「しかれば玉来と云ものは、霊芝の一名なり。〈略〉今世通行の書にはあらはれず」(出典:随筆・秉燭譚(1729)四)
    2. [その他の文献]〔漢書‐王吉伝〕

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普及版 字通 「通行」の読み・字形・画数・意味

【通行】つうこう(かう)

往来する。また、広く流布する。〔漢書、王吉伝〕(上)今俗の民を牧(をさ)むる以(ゆゑん)のは、禮義科指の世世行すべきるに非ざるなり。獨(た)だ刑法を設けて、以て之れを守るのみ。

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