二〇二五年の崖(読み)ニセンニジュウゴネンノガケ

デジタル大辞泉 「二〇二五年の崖」の意味・読み・例文・類語

にせんにじゅうごねん‐の‐がけ〔ニセンニジフゴネン‐〕【二〇二五年の崖】

企業が老朽化した情報システムを放置することにより、令和7年(2025)ごろに生じるとされる問題。
[補説]平成30年(2018)に経済産業省主催のデジタルトランスフォーメーションDX)に向けた研究会において、企業がレガシーシステム刷新を怠ると、管理コストの増加を招き、新技術の導入を阻む要因になると指摘。それらの問題が顕在化するのは、各種基幹業務システム(ERP)のサポートが終了する2025年ごろであり、システム刷新に向けた計画立案、人材育成設備投資が必要であると勧告した。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android