ERP(読み)イーアールピー

デジタル大辞泉 「ERP」の意味・読み・例文・類語

イー‐アール‐ピー【ERP】[enterprise resource planning]

enterprise resource planning》財務・販売・生産人事・在庫など、企業の各種基幹業務を統合的・一元的に管理し、経営の効率化を図ること。また、これを実現するためのコンピューターシステムソフトウエア企業資源計画統合基幹業務システム。→ERPパッケージ

イー‐アール‐ピー【ERP】[European Recovery Program]

European Recovery Program》⇒マーシャルプラン

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人材マネジメント用語集 「ERP」の解説

ERP

・Enterprise Resource Planningの略で企業資源計画と訳される
・企業全体を経営資源の有効活用の観点から統合的に管理し、経営の効率化、業務の効率化を図るための手法のことを指す。
生産や販売、在庫、購買、物流会計、人事/給与などの企業内のあらゆる、経営資源(人、物、金、情報)を有効活用しようという経営者的な観点から、企業全体で統合的に管理し、最適に配置・配分することで効率的な経営活動を行うという考え方である。
・生産・在庫管理における手法の1つであるMRP(Material Requirement Planning)から発展したものと言われる。
・1990年に入り、市場の拡大、競争スピードの激化等のグローバルなマーケット環境一般化したことにより企業に求められる要件もグローバル対応、国際競争力の高いサービス・商品の提供等高度化が進んだ。それに呼応する形で経営者に対して最も効果的な経営資源の活用を実現する「迅速且つ適切な意思決定」が求められるようになった。そのリアルタイムリソースの管理の手法としてERPが注目され浸透していった。
・また、ERPの考え方が広がるにつれて、それらを適切に管理するツールとしてERPパッケージというアプリケーションが発展した。現在はERPという言葉そのものがERPパッケージ(アプリケーションソフト)を指すように変化してきている。

・ERPパッケージを使う事によって実現する効果
■リアルタイムマネジメント強化
■企業内における業務の統合化
■グローバル対応

出典 (株)アクティブアンドカンパニー人材マネジメント用語集について 情報

マーケティング用語集 「ERP」の解説

ERP

経営資源計画のこと。企業内のあらゆる経営資源(人、物、金、情報)を有効活用しようとの観点から、企業全体で最適に配置・分配し統合的に管理することで効率的な経営を行なうことを目的とする手法・コンセプト。
一般にERPと情報システムとしてのERPパッケージが同義として扱われがちですが、厳密には完全に分けて考えるべき問題です。
経営手法としてのERPにおいては製品の製造や販売、在庫管理や購買管理、流通はもちろんのこと、会計や人事にいたるまで統合的に管理することで、企業全体を効率的に運用する最適な資源配分を行ないます。これを実現するためのツールとしてITを活用することとなります。具体的には、基幹業務全般データの収集・管理ツールや、各部門がそれらのデータを共有するための機能を提供するツールなど、経営判断や意思決定をスピーディに行なうための各種ツールを提供するシステムを構築する必要があります。

出典 (株)マインズマーケティング用語集について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「ERP」の解説

ERP

総務や会計、人事、生産、販売など企業の基幹情報を統合的かつリアルタイムに処理し、効率的な経営スタイルを目指す経営概念。この概念を実現するソフトウェアはERPパッケージと呼ばれ、基幹業務システムとして導入する企業が増加している。もとは製造業向けの情報処理システムとして開発されたが、現在では多業種に対応したERPパッケージが登場している。代表的なERPパッケージにSAP社の「SAP R/3」、オラクル社の「オラクル アプリケーションズ」などがある。

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産学連携キーワード辞典 「ERP」の解説

ERP

「ERP」とは、Enterprise Resource Planningの略で、日本語では「企業資源計画」または「経営資源管理」と訳される。意味は、企業のヒト・モノ・カネといった経営資源を最適に配分・有効活用し、それぞれの業務の壁をこえて企業全体で統合的に計画・管理し、経営の最適化を図るための手法・概念を指す。そのほか、「ERP」は欧米で多く採用されているが、日本でも注目を浴びるようになってきている。

出典 (株)アヴィス産学連携キーワード辞典について 情報

IT用語がわかる辞典 「ERP」の解説

イーアールピー【ERP】

企業の経営資源を有効活用するための手法や概念。財務会計・人事・販売・調達・生産など、それまで部門ごとに構築していた情報システムを統合し、一元的に管理することで効率的な経営を目指すもの。◇「enterprise resource planning」の頭文字から。「企業資源計画」ともいう。

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DBM用語辞典 「ERP」の解説

エンタープライズ・リソース・プランニング【ERP Enterprise Resource Planning】

企業の経営資源を一元管理することによって業務プロセスの効率化を計ろうとする企業業務改善の概念。具体的には、財務・生産・購買・在庫・受注・物流など基幹業務を統合化するシステムをいう。一元化は必須条件であるが現状打破できるかが課題となる。

出典 (株)ジェリコ・コンサルティングDBM用語辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ERP」の意味・わかりやすい解説

ERP(enterprise resource planning)
いーあーるぴー

統合基幹業務システム


ERP(European Recovery Program)
いーあーるぴー

マーシャル・プラン

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のERPの言及

【マーシャル・プラン】より

…1947年から開始されたアメリカの対西ヨーロッパ援助計画。正式にはヨーロッパ復興計画European Recovery Program(ERP)といい,同年6月5日,アメリカ国務長官G.C.マーシャルがハーバード大学における演説で,ヨーロッパ諸国に対して復興援助を供与する意志のあることを表明した。 この計画の立案にあたっては,国務・陸・海三省調整委員会(SWNCC)とG.F.ケナン主宰の国務省政策企画本部,W.クレートン国務次官が重要な役割を果たした。…

※「ERP」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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