指摘(読み)シテキ

精選版 日本国語大辞典 「指摘」の意味・読み・例文・類語

し‐てき【指摘】

  1. 〘 名詞 〙 全体なかから大切な事や注意しなければならない事を特に取りあげて、具体的にさし示すこと。
    1. [初出の実例]「欲一毫無一レ人之指摘」(出典童子問(1707)下)
    2. 「その批評、その指擿、その刪除に逢ふときは」(出典:即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉をかしき楽劇)
    3. [その他の文献]〔北史‐王劭伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「指摘」の読み・字形・画数・意味

【指摘】してき

過誤をさし示す。〔抱朴子、自叙〕其のを論ずるや、則ち其の得るの佳なるを撮(と)り、其の累を指せず。故に毀譽(きよ)の怨み無し。

字通「指」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android