二井田八幡神社(読み)にいだはちまんじんじや

日本歴史地名大系 「二井田八幡神社」の解説

二井田八幡神社
にいだはちまんじんじや

[現在地名]大館市二井田 贄の里

低い河岸段丘上にあり、祭神誉田別大神。創立年代は不明であるが、平泉藤原氏の四代泰衡の伝説を伴う古社。泰衡の死んだ文治五年(一一八九)建立で、もと諏訪八幡と称したという(秋田風土記)。「郷村史略」所収の出羽国比内郡贄田邑八幡宮縁起に、

<資料は省略されています>

とある。平安末期の在地領主河田次郎の本拠贄柵にえのさくと擬定される地の一角にあり、中世を通じ存立していたことが予想される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android