二月の瓜(読み)にがつのうり

精選版 日本国語大辞典 「二月の瓜」の意味・読み・例文・類語

にがつ【二月】 の 瓜(うり)

  1. ( 唐の玄宗皇帝が楊貴妃時季にさきがけて二月に瓜をすすめたという「王建‐宮前早春詩」の「内園分得温湯水、二月中旬已進瓜」による ) 季節よりも早い瓜。転じて、季節はずれの珍しい物。ぜいたくな食物。「二月中旬に瓜を献ず(進む)」ともいう。
    1. [初出の実例]「二月中旬にふりを献ずる栄花也」(出典:浄瑠璃・国性爺合戦(1715)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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