二環式化合物(読み)ニカンシキカゴウブツ

化学辞典 第2版 「二環式化合物」の解説

二環式化合物
ニカンシキカゴウブツ
bicyclic compound

ビシクロ化合物ともいう.2個の環よりなる縮合環をもつ有機化合物をいう.たとえば,ナフタレンデカリン,α-ピネンなど.ビフェニルジフェニルメタンなどは,分子内に2個の環をもつが,2個の環が離れていて縮合環ではないので,二環式化合物とはいわない.IUPAC命名法では接頭語のビシクロ(bicyclo)に,環の大きさとそれを構成する炭素数を示すように表される.たとえば,α-ピネンの環骨格はビシクロ[3.1.1]-ヘプト-2-エン.多数の複素二環式化合物も知られている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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