二番新町(読み)にばんしんまち

日本歴史地名大系 「二番新町」の解説

二番新町
にばんしんまち

[現在地名]高岡市川原町かわらまち川原本町かわらほんまち

千保せんぼ川右岸に位置し、東は並行して一番新町。地子町で、二番町某の分家の次郎九郎という者が枇屋を始め成立したという(高岡町由緒聞書)。塩干物の干場に恵まれ、生魚のほか、塩干魚を取扱う商人が集中し、一番新町とともに、四十物あいもの町ともよばれた。歩数一千五一五歩(不歩記)、明治六年(一八七三)には地子地三千一七六坪二合(沽券調総計帳)。天明五年(一七八五)の家数三四(家数書上帳)、文政四年(一八二一)の高岡大火では全町三五軒を焼失、安政六年(一八五九)の千保川洪水で床上浸水一八軒、床下浸水一三軒の被害が出た。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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