二酸化炭素交代作用(読み)にさんかたんそこうたいさよう

最新 地学事典 「二酸化炭素交代作用」の解説

にさんかたんそこうたいさよう
二酸化炭素交代作用

carbon dioxide metasomatism

変成作用の際,CO2に富む粒間流体が岩石中を浸透することで炭酸塩化反応を引き起こし,鉱物組合せや全岩化学組成を改変する現象で,浸透交代作用の一種。炭酸ガス交代作用とも。ドイツ語の炭酸交代作用(Kohlensäuremetasomatose)は同義。カーボナタイト周辺のフェナイトが,アルカリ元素の移動を伴う二酸化炭素交代作用の例として有名。高温変成帯の花崗岩の周辺や,低温高圧型変成帯の蛇紋岩体の周辺にもこの作用が働いている例が知られる。CO2に富む流体の起原としては,マグマ由来のほか,1)泥質片岩の脱ガス反応,2)変成炭酸塩岩の脱炭酸ガス反応,3)マントル由来などが考えられる。参考文献:西山忠男(1990) Contr. Min. Petr.,Vol.104

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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