20世紀日本人名事典 「二重作龍夫」の解説
二重作 龍夫
フタエサク タツオ
昭和期の洋画家
- 生年
- 大正5(1916)年1月8日
- 没年
- 昭和63(1988)年10月31日
- 出生地
- 茨城県水戸市
- 学歴〔年〕
- 熊岡絵画道場〔昭和10年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- フランス芸術院賞〔昭和47年〕,ル・サロン金賞〔昭和50年〕,太陽美術協会展文部大臣賞〔昭和55年〕,シュバリエ芸術文化勲賞〔昭和56年〕
- 経歴
- 昭和11年文展に初入選、14年東光賞、17年国画展で褒状を受賞。32年日展で「裸婦と二匹の仔犬」で特選となる、さらに44年ル・サロン銅賞、ニース、フランス国際展グランプリ賞金メダル、ニューヨーク国際展金賞、45年ル・サロン銀メダル、46年同展金メダル、コロー賞、47年同展芸術院賞、フランス国際展国際芸術絵画大賞と、国際展で連続して受賞した。50年ル・サロン版画部門金賞を受け、同年フランス国際展副会長に就任、絵画による日仏文化交流に貢献した。また太陽美術協会会長も務めた。代表作に「ベニス」シリーズや、ドン・キホーテ、富士などの連作などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報