二鼠藤を噛む(読み)ニソフジヲカム

デジタル大辞泉 「二鼠藤を噛む」の意味・読み・例文・類語

二鼠にそふじ

《「二鼠」を日月、「藤」を生命にたとえた言葉》人の命ははかなく、刻々と死に近づいていることのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「二鼠藤を噛む」の意味・読み・例文・類語

にそ【二鼠】 藤(ふじ)を噛(か)

  1. ( 「二鼠」は黒月・白月または日月、「藤」は生命にたとえる ) 人の生命は不安定で、刻々死に近づいていることのたとえ。また、五欲に執着して生死から解脱できないたとえ。二鼠根を噛む。〔翻訳名義集‐五〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android