互換生産(読み)ごかんせいさん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「互換生産」の意味・わかりやすい解説

互換生産
ごかんせいさん

部品規格化共通化して組立て作業合理化画一化する生産方式で,少品種大量生産の技術的基礎となっている。大量生産の場合に部品が規格化されていないと,組立て作業において,毎日「合せ作業」と称して,各部品間を削ったり磨いたりして,うまく組立てるように時間をかけ調整しなければならない。しかし部品の規格化を行えば,どの部品も同じであるから1回でぴたりと組立てられる。またいくつかの部品を共通化すれば一層有利になる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android