五月の玉(読み)さつきのたま

精選版 日本国語大辞典 「五月の玉」の意味・読み・例文・類語

さつき【五月】 の 玉(たま)

  1. 五月節供に飾る、不浄を払うための飾り。薬玉(くすだま)一説に、橘の実を糸に通して輪にし、かずらなどにしたものともいう。
    1. [初出の実例]「霍公鳥(ほととぎす)いたくな鳴きそ汝が声を五月玉(さつきのたま)にあへ貫(ぬ)くまでに」(出典万葉集(8C後)八・一四六五)

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