五百旗頭真(読み)いおきべ まこと

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「五百旗頭真」の解説

五百旗頭真 いおきべ-まこと

1943- 昭和後期-平成時代の政治学者。
昭和18年12月16日生まれ。昭和51年広島大助教授。のちハーバード大客員研究員をへて,56年神戸大教授。東大社会科学研究所客員教授,ロンドン大客員研究員などもつとめる。専門は日本政治外交史で,日本外交にたいして積極的に発言し,小渕内閣,小泉内閣など歴代内閣の相談役をつとめる。60年「米国日本占領政策―戦後日本の設計図」でサントリー学芸賞。平成10年「占領期―首相たちの新日本」で吉野作造賞。15年日本学術会議会員。18年防衛大学校校長。23年「東日本大震災復興構想会議」議長となる。同年文化功労者。父は経済学者・五百旗頭真治郎,兄は神学者・五百旗頭博治。兵庫県出身。京大卒。著作はほかに「日米戦争と戦後日本」「戦後日本外交史」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android