ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「五線録」の意味・わかりやすい解説
五線録
ごせんろく
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…没後,1703年(元禄16)に刊行された《松の葉》には,浅利検校を経て早崎検校に伝承されたものが収録された。その後,深草検校の作品を加えたものが,早崎流として伝えられ,69年(明和6)には,田中検校によって楽譜化も試みられて,《五線録》が編集された。以後,安村,河原崎,上原,桂,富士岡の各検校に伝承され,明治期には古川滝斎が《柳川流本手組大意全書》を著したりして,柳川流三味線組歌の普及を図ったが,しだいに廃れ,現在ではわずか6曲ほど伝承されているにすぎない。…
※「五線録」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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