五郎山(読み)ごろうざん

日本歴史地名大系 「五郎山」の解説

五郎山
ごろうざん

[現在地名]高遠町大字勝間 西和手

勝間かつま小原おばらの境をなす尾根(九五九メートル)

「木の下蔭」(蕗原拾葉)に「白山社南の方高き森は仁科五郎信盛を祠り五郎山といふ」とある。

天正一〇年(一五八二)三月二日、高遠城落城の後城主仁科五郎盛信(俗に信盛)ら一八人の首は信長のいる美濃(現岐阜県)に送られたが、その遺体はいち早く勝間の農民によって同村若宮原わかみやはらに運ばれて火葬にして近くの山の尾根の頂に葬られたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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