五陰世間(読み)ごおんせけん

精選版 日本国語大辞典 「五陰世間」の意味・読み・例文・類語

ごおん‐せけん【五陰世間】

  1. 〘 名詞 〙 仏語三世間の一つ。衆生世間と国土世間を形作っている、その元になる五陰についていったもの。十界の五陰にそれぞれ差別があるところから、世間という。天台宗の説。〔摩訶止観‐五・上〕

五陰世間の補助注記

「真如観〔鎌倉初〕」に「此千如に、一々各三種の世間あり。所謂五陰世間(ごインセケン)、衆生世間、器世間也。此等を三千世間とす」とある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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